top of page
執筆者の写真陵亮 伊藤

【最強の呼吸法】赤ちゃんの呼吸 健康雑学

【最強の呼吸法】赤ちゃんの呼吸 健康雑学


こんにちは(*^^*)整体×ヨガのプライベート隠れ家サロン【Refresh Labo R.I.T.】整体師の伊藤です(^^) 今回は「もしかして最強の呼吸法じゃない?」という 【赤ちゃんの呼吸】について書いていこうと思います(^^♪ 生まれたてで、はじめて行う赤ちゃんの呼吸こそが、一番自然であり、「正しい呼吸」だということですね。 是非最後までご覧いただき、何か参考にしていただけると嬉しいです(^^♪

あなたの”呼吸”は正しいか?

健康問題や姿勢、スポーツの場面や仕事での集中力・・・ 呼吸がもたらす影響は多岐にわたります。 勿論、呼吸をしないと皆生きていけないので 一日におよそ2~3万回は誰しも呼吸をしています。 しかし、現代人の多くは呼吸が浅くなりがちです。 一日に2~3万回、浅い呼吸を繰り返しています。 どこにいても目や耳に飛び込む沢山の情報や、仕事・人間関係からのストレス、 デスクワークで座りっぱなし。ほとんど運動もしない。。 寝る前にベッドの中でついつい携帯を見てしまって眠りも浅く。。 と色々な原因が絡み合って、呼吸を浅くしてしまっているのです。 よほど日常から運動をしているアスリートや、意識して気を付けていない限り、 ほぼすべての人が浅い呼吸になってしまっており、 これは現代ならではの様々な生活習慣病ともつながりがあると思われます。 そのように、今は浅い呼吸になってしまっている人でも、 もともとは「深く、ゆったりとした正しい呼吸」を経験しているはずです。 それが「赤ちゃんの呼吸」であり、赤ちゃんはこの呼吸法によって成長していくのです。


思い出そう!生まれてきて最初に何した?

人間が産まれてきて、1番最初にすることは何か? 当時を思い出してみてください。。

母親のお腹から出てきて最初にしたことは「泣く」ことだと思います。 「泣く」とは、息を吐く「呼息」の運動です。 産まれたての赤ちゃんが泣くことで、呼吸機能が正しく働いていることが確認でき、「おめでとうございます!」となるわけです。

逆に泣かない場合は呼吸機能が正常に働いていない可能性が高いため、安心ができません。

泣くことで始まる呼吸は、死ぬまで1日も止まることなく 死ぬ瞬間には”息を引き取り”ます。 「吐いて」始まり「吸って」終わるんですね。 このように生まれてから死ぬまで続ける呼吸は 実は「全ての動作の基本」であり、 赤ちゃんが成長につれ獲得していく様々な動きは 呼吸によって生まれる体幹の安定性によって可能になっていきます。


思い出そう!新生児の時どんな姿勢だった?

産まれたての赤ちゃんを思い出してみてください。 どんな姿勢をしているでしょうか?

手は開いていますか?握っていますよね。 手首も曲げて肩もすくめていると思います。 足首も曲げて足の裏が内側を向き、首も座らず顎は上を向いています。 例えば大人が同じ姿勢をとると、決して「いい姿勢」だとは思えません。

全体的に窮屈そうで縮こまっている印象です。

産まれたての赤ちゃんは、まだ呼吸をし始めたばかりで、体幹が安定していないためあまり自由に動くことはできません。 では、大人の「姿勢悪い人」を思い浮かべてみましょう。

背中は丸く猫背になり、肩は内側に巻いて首は縮こまってしまっています。 足はガニ股や内股になってしまい、頭を前に突き出して、バランスをとるため顎を上げています。

全体的に窮屈そうで、新生児と似ていませんか?

大人は、成長の過程で沢山の動作を獲得しているため、新生児よりはるかに自由に動けますが、 体幹の安定性を欠いたまま身体を動かすことによってバランスが崩れてしまい 結果、窮屈で効率が悪く、見た目も不格好になってしまいます。 原因となるのは”体幹の安定性の欠如”ですが、 これは筋力的な問題ではなく、”腹腔内圧”の問題です。

つまり”呼吸”によって腹腔内圧を高めることができていないために体幹部分が不安定になり、 その状態で色々な動作を行うことで、バランスを保つために不良姿勢が出来上がっていくわけです。 不良姿勢では、動員する筋肉に偏りがでてしまい、負担のかかりすぎた部位は硬くなって血行も悪くなり、コリや痛みにつながってしまいます。 このように踏まえると、姿勢の悪い大人は「呼吸レベルが新生児」だとも言えます。 肩こりや首コリ、腰痛などでお悩みの方も、もしかすると”呼吸”が全ての元凶なのかもしれません。。


赤ちゃんはどのように成長するのか

呼吸によって体幹を安定させることが大切と書きましたが、 具体的にどのように体幹部分が安定していくのか。 呼吸の仕組みを見直してみます。

細かいことは別の記事にも書いていますのでご参考までに。↓↓ ◾️整体の呼吸 ◾️横隔膜って何?

呼吸でポイントとなる部位は「横隔膜」という部位です。 横隔膜の収縮・弛緩によって腹腔・胸腔の内圧を変化させることで 他動的に肺を動かし、空気の出し入れを行っていきます。 人間の骨格をイメージしてみてください。


腹腔、お腹部分を見てみると 骨は背骨だけで、あとはポッカリと空間があります。 この空間部分には沢山の内臓が収まっていますが、その内臓たちは”膜”で覆われています。

腹腔内圧”とは、膜の内側から外に向かう圧力のことですので、イメージでいうと”風船”のようなものです。 直立二足歩行の人間は、お腹部分に”風船”をつくることで体幹部分を安定させ、四肢を自由に動かすことができます。 たとえばこの”風船”がしぼんでいたら、ちょっと動いただけでバランスが崩れそうなのはイメージできると思います。

「呼吸が浅い状態」「姿勢が悪い状態」では、 ”風船”の内圧が不十分なままで体を動かすため、 崩れ落ちそうでもバランスを保ち脳を守るために、本来あるべき姿勢を崩して動くことになります。

これでは筋肉には負担がかかりますし、バランスを保つために情報処理する脳も疲れます。 また、運動などの場面であれば、このような動きは再現性に乏しく、良いパフォーマンスは維持ができません。 新生児であれば、まだ骨格の形成や筋力が不十分、動作もあまり習得していないので、体幹が不安定では動こうにも動けない。 結果、おとなしく呼吸を続けて徐々に腹腔内圧を高めていけますが 大人となると、骨格や筋力がついており、沢山の動作を既に習得しているため、体幹が不安定であっても動けてしまう。


赤ちゃんは呼吸を繰り返していく中で、徐々に腹腔内圧が高まり体幹が安定し、それによって四肢を自由に動かせるようになっていきます。 そうして獲得した動作は、無理のない”自然な動作”。

しかし、大人になるにつれ、様々な要因から呼吸が浅くなってしまうと 体幹が不安定なままに動作を行ってしまい、その結果「間違った運動パターン」を覚えてしまいます。

間違った運動パターンは、特定の部位に負荷が集中してしまい、ケガや不調につながってしまいます。 浅い呼吸によってそのような状態に陥りますが、 逆に、不良姿勢の状態で呼吸を深くしていくことも難しいです。

不良姿勢・間違った運動パターンの中で繰り返す呼吸は必然的に浅くなってしまい、 意識的に変えなければ呼吸の質はどんどん落ちてしまうことになります。


体幹を鍛える=呼吸の質をあげる

ここまでをまとめると「体幹の安定性」が非常に大切だということになります。

よく、「体幹を鍛えろ」という言葉は聞くと思いますが、 体幹=腹筋や背筋 と連想する方が多いと思います。

腹筋や背筋なども、姿勢を維持したりボディメイクで重要な部分ではありますが、 たとえば”上体起こし”で腹筋を鍛えたとしても、 スポーツの場面や日常生活の中で その腹筋が使えているか?体幹を維持できるか? というのは別のトレーニングが必要になる場合が多いです。

そして、根本で大切なのは”呼吸”であり、 呼吸によって腹腔内圧を高めることで体幹を安定させ、四肢の自由度を高めることが一番大事なベースの部分になってきます。 では、どうすればいいのか?

具体的なことはまた別の記事にしていく予定です(^^♪ 

更新をお楽しみに♪

考え方のひとつとして紹介できるのは、 ”赤ちゃんの呼吸・動きを真似ることが トレーニング・姿勢づくりの基本となる” ということです。

トレーニングやエクササイズは数えきれないほど種類がありますが、 特に自重のみで行うものは「赤ちゃんの動き」を参考に考案されているものも多く、 たとえば”ハイハイ”の運動を行うことで運動機能・脳の中枢神経系の活性化が図られる、という研究結果もあるそうです。 赤ちゃんの行動や動き、自然でありのままの状態、というのは 現代でこれだけ技術や研究が進んでいても「最強」というわけです。

考えてみれば、「赤ちゃんの呼吸」は 人間が誕生してからこれまでずっと、 受け継がれてきたプログラムなわけで、 人間の身体自体が太古からさほど進化していないことも考えると とてつもなく優秀なプログラムです。

そういう意味では、人間は自ら生み出した便利なテクノロジーによって社会・環境や生活習慣を変化させ、 もともと持ち合わせてる超優秀なプログラムの効率を下げてしまっている とも捉えられます。。

どんどん便利になる世の中ですが、 健康でいるためには 自分の身体とも向き合って、バランスをとっていきたいですね(^^)

最後までご覧いただきありがとうございました! 何か参考にしていただければ嬉しく思います(^^) またちょこちょこ更新していきますので、 是非見に来てください(o^^o)

Comments


bottom of page