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自律神経調整×リラックスヨガ
現代人の抱えるストレス
1.リラックスできていますか? そもそもリラックスとは?
リラックスしている状態とはどういう状態なのか??
解剖生理学的にいうと、
自律神経の”副交感神経”が優位に働いており、
血圧の降下、血管の拡張、心拍の低下、内蔵機能の促進・・・etc
があげられます。
この副交感神経とは、
「休息」のスイッチを入れる神経のことです。
自律神経にはもうひとつ、
「興奮」のスイッチである”交感神経”が存在します。
交感神経が働くと
身体は興奮状態となり、
血圧の上昇、血管の収縮、心拍の上昇、と
緊急事態にも即座に対応できるように身体が反応します。
情報過多の現代では、
日々様々な情報が目に飛び込み、耳に飛び込み、
私たちの身体は「緊張状態」にさらされることが多くなってしまっています。
それもそのはず。
現代人が1日にさらされる情報量は、
江戸時代の人々の1年分に匹敵する情報量だそうです。
このような時代に
健康で心身ともに健やかな生活を送るには
「休息」のスイッチを入れる方法を意識的に取り入れる必要があります。
現代は「ストレス社会」と言われているほどに
心と身体の休息が枯渇している社会です。
資本主義に揉まれ、情報過多の世の中で
私たちは誰もが日々、神経をすり減らし
忙しく動き回っています。
ゆっくりと休息し
リラックスする時間をとれていますか?
あっという間に一日が過ぎ去っていき、
ゆっくりリラックスする暇なんてない。。
というあなたに
リラックスするとっておきの方法を
お伝えいたします。
2.自律神経を整える方法①「呼吸法」
自律神経と”呼吸”はとても深いつながりがあります。
簡単にいうと、
「呼吸が浅い」=「交感神経が優位になりやすい」
「呼吸が深い」=「副交感神経が優位になりやすい」
といったエビデンスがあります。
現代人の多くのひとは
「呼吸が浅い」状態で過ごしがちです。
交感神経の「興奮」とは、
生物が進化の過程で身につけてきたもので、
”生存のための本能”ともいえます。
有事の際(ストレスがかかった場合)に生存していくために
「戦うか」「逃げるか」
という行動を、交感神経の働きによって
素早く行うことが可能となります。
現代の「情報過多」の人間社会では、
命の危機にさらされるような「天敵」などとの遭遇は
滅多にありませんが
日々、絶え間ないストレスにさらされています。
また、現代のストレス(仕事・家事・人間関係etc)は
太古の昔の状況とは違い、
戦えども逃げども
ずっと持続的にかかり続けるものになります。
どこかで「休息」のスイッチを意図的に入れなければ、
いずれ心身ともに擦り切れてしまい
体調の不良・不調につながってしまいます。
この「休息スイッチ」を入れる方法としておススメなのが
「呼吸法」なのです。
3.具体的な呼吸法
では、具体的にどのように呼吸法を変えていけばよいのか?
簡単なやり方をご紹介していきます。
ポイント①鼻呼吸
意外と口で呼吸をしてしまっている人も多いです。
実は「口呼吸」というのは”交感神経”を活性化させる呼吸法になります。
「鼻は呼吸のためにあり、口は食事のためにある」
口で呼吸すると
確かにたくさんの空気を取り込むことができますが、
そのように多く空気を取り込もうとすること自体が
「緊急事態なのか?」と脳が反応してしまいます。
緊急事態であれば
交感神経を優位にさせ、素早く行動ができるように
心拍を上げ、血管を収縮させて血圧をあげる反応になっていくわけです。
できるだけ鼻で呼吸するように心がけましょう。
難しければ、寝るときに口をテープで塞ぐのもおススメの方法です。
(肌に優しいテープを張るようにしてください。
ポイント②「吸う」倍の量「吐く」
呼吸をするとき、多くの人が無意識に「吸う」を強くしやすい傾向があります。
これでは、首肩周りに位置する「吸息筋」はカチカチになってしまいやすいです。
結果、呼吸もどんどん浅く、自律神経は乱れるばかり。。
自律神経を整えるための
具体的な呼吸法としては、
「吸う」意識よりも「吐く」意識を強くもち、
しっかり吐き切る(目安8秒) ⇒ 自然に吸う(目安4秒)
という呼吸の意識が必要になります。
この呼吸法によって
自身のセルフケアでも自律神経の調整が可能になります。
寝る前や、休憩時間のリフレッシュに取り入れていただくと効果的です。
是非やってみてください。